レントゲン・CT撮影について X-RAY PHOTOGRAPHY

レントゲン撮影・歯科用CT撮影について

歯科治療の対象である歯、歯根、歯槽骨は視診だけではその状態を十分に確認することができません。
このため歯科治療においてレントゲン撮影はより正確な診断、より安全な治療、治療結果・経過の確認などのため不可欠なものです。
レントゲン撮影の大原則は「リスクより得られる情報が患者さまにとって有益であること」です。当然のことながら不必要なレントゲン撮影は行っておりません。
ではそのリスクですが歯科医院でのレントゲン撮影は撮影時の放射線量が極めて低い(日本で年間受ける自然放射線の約1/10~1/100)上に、撮影する部位も顎、歯であり、しかも防護エプロンを装着するため被爆を最小限にすることができ安全性が高いといえます。
ご不安な患者さまにはこれらを十分ご説明をさせていただいております。

歯科用CT

【参考データ】

◆人工放射線
歯科口内法(デンタル)撮影/1枚0.01ミリシーベルト
歯科パノラマ撮影/1回0.03ミリシーベルト
歯科用CT/1回0.1ミリシーベルト
一般公衆の年間線量限度1ミリシーベルト
◆自然放射線
東京・ニューヨーク間を飛行機で往復した際の放射線量 0.2ミリシーベルト
一人当たりの自然放射線(年間)日本平均 1.1ミリシーベルト
一人当たりの自然放射線(年間)世界平均 2.4ミリシーベルト

(2011年(平成23年)東京都歯科医師会雑誌8月号付録より引用)

歯科用CT撮影について

当院では歯科用CTを導入しております。
従来の一方向からの平面なレントゲン画像と異なり、3方向から断層撮影を行うため立体画像として見ることができます。これにより従来のレントゲンでは見えなかった病巣や解剖学的構造、位置関係を3次元的に確認できるようになりました。
よく見えることでより正確な診断、インプラント治療や外科的治療もより安全に行うことができるようになります。

歯科用CT

CT撮影は保険適用されましたが、保険適用となるのは以下の場合のみです。

  1. 埋伏智歯等、下顎管との位置関係
  2. 顎関節症等、顎関節の形態
  3. 顎列等、顎骨の欠損形態
  4. 腫瘍等、病巣の広がり等
  5. その他、歯科用エックス線撮影又は歯科用パノラマ断層撮影で確認できない位置関係や病巣の広がり等を確認する特段の必要性が認められる場合

CT撮影が必要な場合は費用も含め説明し、患者さまの同意の上撮影を行っております。
なお、インプラント治療、矯正治療等の診断については保険適用となりません。

患者さまの視点・立場に立っての治療を心掛けみなさんの期待に応えられるよう、スタッフ一同常に研鑽し、患者さまをお迎えしています。 メールでのお問い合わせはこちらから